| 監 督 |
原田 昌樹 |
| 脚 本 |
太田 愛 |
| 特技監督 |
原田 昌樹 |
| 怪 獣 |
ワロガ ガルバス |
というわけで、1クール終わったとたんの連載モノ(汗)。こういう子供番組って一話完結が望ましいと思っている私にとっては、ちょっと「?」マーク。子供達に1週間のインターバルを置かせるのがいいことなのかどうか。ですから、こういう連載モノは私にとってはある意味邪道です。しかし、それを差し引いてみると、今回の連載モノはとても面白そうで、来週が待ち遠しい感じ。
第2クールに入ったことで、新しいシリーズの開始って感じでしょうか。第1クールは、どうしても登場人物の紹介などに重点が置かれてしまいますし、子供達に見てもらうために、どうしても楽しいお話が多くなってしまいます。新しいクールに入り、コスモス本来のストーリーを、しっかりと作りこんでいこうと意思が伝わってくるような作品でした。
ところが、こういう連載モノって、なかなかツっこみにくいんですよね。話が終わっていませんから、今の時点での疑問は、来週に持ちこされてますし・・・。レポート書くほうはそれなりにいぢめられてるような気がしてたり。
前編をみた感想としては、プチサスペンスといった感じですね。それなりに謎がちりばめられていて、話の中で少しずつ解明していくという感じです。
その謎のひとつが、レニ(三輪ひとみ)の記憶喪失。サスペンスとしては王道を行くような設定です。レニが見た夢から、4年前に宇宙ステーション「ジェルミナV」建設中の事故で死んだということがわかったのですが、じゃぁ、なぜ今生きているのか?
という新しい謎を生み出します。
地球外生命体ワロガにバイオチップを埋め込まれているからという調査結果が出ても、じゃぁなぜトレジャーベースに侵入させたか、生きている記憶だけでなく、ワロガに対する記憶すらないのはなぜか、などと、こと彼女1人を見てもたくさんの謎がちりばめられています。
ムサシ(杉浦太陽)とレニがお互いに「初めて会ったとは思えない」ってなことを言っていますが、これも謎のひとつに挙げられるでしょう。今まで見てきた限り、ムサシと彼女を結びつけるような人間関係は見えません。年齢から考えても、事故が起こった4年前は、ムサシが14歳、レニのほうはすでに20歳前後です。
ムサシは、「ジェルミナ」のことをずっと気にかけていたようですから、レニのことは記憶のどこかに引っかかっていたのかもしれませんが、レニのほうはムサシのことなどまったく知らないはずです。このふたり、いったいどこでコンタクトがあったのかとても気になります。
あ、もしかすると、ムサシではなく、コスモスのほうの知り合いかもしれないなぁ・・・ってことは、レニってバルタン星人かも!(違)。
一番気になるのは、タイトルの「時の娘」。「ジェルミナIII」の隠語だったとのことですが、それだけだとタイトルにしては面白くありません。レニという「娘」とタイトルである「時の娘」に間に、もっと有機的なものが欲しい気がします。
しかし、こんなに多くの謎をちりばめて、子供達が来週まで覚えてていてくれるかどうか・・・かなり心配です。
さて、では戦闘シーン・・・っていっても、今回ほとんど戦闘してませんから、これも難しいところです。ワロガはとっとと逃げてるし、ガルバスにはコスモスぜんぜんかなわんし・・・とほとんどいいところなしって感じなんですが、しっかりと見てるとそれなりにツっこむポイントはちゃんとあったりするのです。
まずは、ワロガ。ほとんど上半身しか映っていないのですが、全身のフォルムは綺麗ですね。しかも動きやすそうなので、コスモスとの直接対決が楽しみです。来週しっかりとした戦闘シーンを期待したいと思います。
ガルバスのほうは、ちょっと頭でっかち。デザインとすれば少しバランス悪い感じがします。しかし、以前EYESが保護した経験もある怪獣とのことですから、もともとはおとなしい怪獣なんでしょう。それを考えると、頭でっかちで愛嬌のある体形もしょうがないかもしれません。
このガルバス、しっかりと破壊シーンを見せてくれました。変電所のような施設を口からの炎で爆破します。これまでこういうシーンがなかったので、ようやく出てきたという感じですが、そこまで・・・。
来週はもう少し派手なシーンを期待したいのですが、コスモスでは無理なのかもしれません。
しかし、ここでドイガキが「街を壊した」とかいってますが、あの変電所ってどう贔屓目に見ても街とはいえんと思うぞ。
戦闘シーンでうならされたのは、シノブの乗るテックサンダーをコスモスが不時着させたところです。受け止めて地面に置くというのが、今までのパターンだっただけに、かなり新鮮。たしかに、受け止めただけだと、乗っているほうには殺人的な衝撃が加わりますもんねぇ。
このシーンでは、不時着したシノブが「ウルトラマンコスモス・・・」とつぶやくシーンも良かったですねぇ。墜落寸前から不時着まで何が起こったのか理解していなかったシノブが、コスモスに助けてもらったと理解した瞬間をこの一言で上手に表現していました。
あ、フブキの乗ってたテックサンダーも操縦不能のはずですが、墜落しちゃったんでしょうか?
と、このように、今回の話はとても面白かったので、いわゆるアラがあまり目立たなかったのですが、やはりアラはアラとして、鬼のようにツっこんでおきましょう。
久しぶりに出てきた新見あづさ(小牧かやの)。彼女のアナウンサー的な喋り方はいいですねぇ。一度きりかと思ったのですが、今週改めて出てきてくれましたので、今後もレギュラーとして出演してくれることを望みます。
その新見が、レニにバイオチップが埋め込まれていることをEYESに報告するシーン。このあたりのシーンはシリアスでとてもいいですねぇ。ちゃんと、その場にいるEYESメンバーにも一言ずつ喋らせてるところが小憎らしいのですが、この雰囲気を微妙に壊してしまったのがアヤノ(鈴木繭菓)のセリフ。大声出すところじゃないと思うんですが・・・。もうすこし、声のトーンを抑えたセリフのほうが、あの雰囲気にはあうんじゃないかなと思います。
レニをコールドスリープさせるという決定をムサシに伝えるフブキ(市瀬秀和)にもちょっと不満。このシーン、フブキのムサシに対する愛情(アヤシイ意味ではないので念のため)がよく出ているので、ある意味名シーンだと思うのですが、組織と言う面から考えると、いかがなものでしょう。
やはり、こういう決定を伝えるのは、キャップのヒウラ(嶋大輔)またはリーダーのシノブ(坂上香織)のほうがいいんじゃないかなと思います。以前から言っているとおり、リーダーとしてのシノブがぜんぜん目立っていません。今後、防衛軍との丁丁発止で目立つことがあるのでしょうが、やはり作戦面などでもリーダーとして目立たせてあげてください。
もっとも、「生命の輝き(第12話)」で、死んだ妹に会ったフブキだからこそ、生きていない人に感情を持ってしまったムサシの気持ちがわかったのかもしれません。ですから、フブキが自分からムサシに伝えたいと言い出したのかもしれませんが、それならそれで、もうちょっとわかりやすい形でそういうことを示唆するシーンを入れてほしいものです。
このコールドスリープという処置は、EYESにとっても苦渋の選択だったようです。助けることも生かしておくこともできない限りしょうがない・・・と隊員たちは自分自身を納得させていたのでしょう。ドイガキ(須藤公一)もフブキも、レニを連れて逃げたムサシを責めてはいませんからね。
しかし、いくらなんでもムサシに対する処分がないことはないでしょうが・・・さて来週、どうなるか、ここらも楽しみです。
もうひとつは、右田医師(右田昌万)。レニをコールドスリープさせる医師なんですが、この人の芝居が面白い。
まずは、レニが動く歩道に乗ったとき。フレームの外からわざわざレニのそばまで近寄って、トランシーバーで「用意しとけ」って、めっちゃアヤシイ行動してます。あんな行動とったら患者もかなり不安になるって(笑)。
もうひとつは、ムサシがレニをつれて逃げるシーン。両手をあげて驚きながら2人を追っかける右田医師。いや、このシーン、結構笑えますよ。
この右田医師を演じる右田昌万さんって、実は脚本家。ウルトラマンティガではメインライターの1人です。役者としても楽しませてくれますねぇ。
さて、第2クールに入ったということで、オープニングが変わりましたね。相変わらずCGコスモスは出てきてますけど(涙)。EYESの新しいメカであろう潜水作業艇みたいなのと、地中作業車みたいなのが新しく加わりました。
地中作業車はお約束のように先っぽにドリルがついたやつです。ちゃんと模型を作ってたんで安心してみてられますが、水中作業艇のほうは残念ながらCGでした。今後、水中が舞台になる回もあるとは思うのですが、できるならそれまでに模型を作ってくれるよう、切に願う次第です。
最後は、ムサシネタで締めましょう。ムサシ君、かなりスケベであることが判明しちゃいました。だって、出会ったとたんに、レニに色目使ってますからねぇ。さっそく花束持ってお見舞いに行ったり、一気に手を握ろうとしたりと、かなりの御執心です。なにより、レニを助け起こすときの顔の近づけ方は異様とも思えます。
このとき、レニに誤解され平手を食らわされるのですが、ムサシは間髪をいれず助けたことを主張します。これがまたアヤシイですね。助けようとして殴られたら、とりあえず怒るかキョトンとするのが普通。あんなにすばやく下心がないと否定するところを見ると、ありゃきっと確信犯だな、うん。
はっ、「初めてあった気がしない」っていうのも、「えーと、どこかでお会いしませんでしたっけ?」というナンパ手口と同じ手口だったのか!。
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